チョコの奴隷

チョコの奴隷
SKE48シングル
初出アルバム『革命の丘
B面 それを青春と呼ぶ日(TYPE-A・B・C)
Darkness(TYPE-A・劇場盤)
バイクとサイドカー(TYPE-B・劇場盤)
冬のかもめ(TYPE-C)
追いかけShadow(TYPE-C)
リリース
規格 マキシシングル
ジャンル J-POP
時間
レーベル avex trax
作詞・作曲 秋元康(作詞)
重永亮介(作曲)
プロデュース 秋元康
ゴールドディスク
ダブル・プラチナ(日本レコード協会[1]
チャート最高順位
  • デイリー1位オリコン
  • 週間1位(オリコン)
  • 2013年1月度月間1位(オリコン)
  • 2013年度年間7位(オリコン)
  • 登場回数15回(オリコン)
SKE48 シングル 年表
キスだって左利き
(2012年)
チョコの奴隷
(2013年)
美しい稲妻
(2013年)
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チョコの奴隷」(チョコのどれい)は、日本の女性アイドルグループ・SKE48の楽曲。作詞は秋元康、作曲は重永亮介が担当した。2013年1月30日に、SKE48の11作目のシングルとしてavex traxから発売された。楽曲のセンターポジションは松井珠理奈が務めた。

背景とリリース

前作「キスだって左利き」から4か月ぶりのシングル。TYPE-A、TYPE-B、TYPE-C、劇場盤の4形態[注釈 1]でリリースされた。

「チョコの奴隷」を歌う選抜メンバーは前作から2人が入れ替わった。北原里英がSKE48名義で初選抜入り。石田安奈は「アイシテラブル!」以来約8か月ぶりの選抜復帰。前作の選抜メンバーだった中西優香松村香織は選抜から外れた。

カップリング曲のユニット名義は、前作と同じ「白組」「紅組」に加えて、「Darkness」を歌う7人ユニットの「セブンダンサーズ」、「バイクとサイドカー」を歌う14人ユニットの「14カラット」、「それを青春と呼ぶ日」を歌う9人ユニットの「旅立ち卒業組」の3ユニットが設けられた。「旅立ち卒業組」はシングルの詳細が発表された1月に2013年春卒業予定であることを発表した9人のユニットで、「それを青春と呼ぶ日」は卒業をテーマとした楽曲である。

従来の「選抜」「白組」「紅組」の構図とは異なり、今作では基本的に「選抜」のみ別枠で、参加メンバーは「セブンダンサーズ」「14カラット」「白組」「紅組」「旅立ち卒業組」のいずれかに割り振られている(北原里英・木本花音菅なな子向田茉夏を除く)。このため、当時活動一時休止中だった荻野利沙を除くSKE48のメンバー全員がいずれかの楽曲に参加している。またミュージック・ビデオ(MV)の制作枠も変更されていて、過去7作では白組・紅組の楽曲でMVが制作されていたのに対し、今作では「セブンダンサーズ」「14カラット」「それを青春と呼ぶ日」のMVが制作されている。

キャッチコピーは「義理でもいいから欲しかった」。

CDの封入特典として、初回生産分には全国握手会参加引換券が各1枚と、全16種類あるオリジナルトレーディングカードのうち1枚が付いた。

音楽性と批評

男の子が、好きな女の子のバレンタインチョコに期待する心境を歌った曲。「CDジャーナル」によれば、バレンタイン・ソングでありながらも、SKEらしいアクティブな曲調のダンス曲である[2]

アートワーク

ジャケット写真のメンバー
TYPE-A 石田安奈大矢真那小木曽汐莉木本花音松井珠理奈
TYPE-B 木﨑ゆりあ秦佐和子古川愛李松井玲奈矢神久美
TYPE-C 北原里英菅なな子須田亜香里高柳明音向田茉夏矢方美紀
劇場盤 『チョコの奴隷』選抜メンバー全16名

ジャケット写真が初回盤と通常盤では異なっている(割り振りは同じ)。CDジャケットに描かれているタイトルロゴは、チームKIIの矢方美紀によるもの[3]

チャート成績

「チョコの奴隷」のシングルCDは、2013年2月11日付オリコン週間シングルチャートで初登場1位にランクインした。同チャートにおけるSKE48のシングルの1位獲得は7作連続・通算7作目である。初動売上は約53万9000枚となり、前作「キスだって左利き」(約51万1000枚)に続き50万枚を突破した。女性アーティストでシングルの初動売上が2作連続で50万枚を突破するのは、宇多田ヒカル浜崎あゆみAKB48に続く4組目(女性グループに限ると2組目)となった[4]

ミュージック・ビデオ

ミュージック・ビデオは、前年12月にリニューアルしたばかりのSKE48劇場でファンの協力により再現された公演シーン、メンバーが新幹線に乗ったり栄の街路を自転車で走ったりするシーンなど、普段のシーンから構成されている[2]。このほか、愛知県体育館秀英予備校名古屋本部校など、名古屋市内の複数個所が撮影場所となった。

メディアでの使用

タイアップ情報は公式サイト等では発表されていないが、TBSテレビ関東ローカル)の広報情報トーク番組ツボ娘』の1月度のエンディング・テーマ、 CBCテレビプロ野球中継中日ドラゴンズ戦)『燃えよドラゴンズ!2013』のテーマ曲および『CBCドラゴンズナイター』の挿入曲として使用された。これにより2011年の「愛の数」、2012年の「ウイニングボール」(いずれもチームKIIの曲)に続き、SKE48の楽曲がCBCプロ野球中継のテーマ曲に3年連続で使用されることとなった[注釈 2][注釈 3][5]。SKE48の表題曲にタイアップがついたのは、『ツボ娘』の2012年2月度のエンディング・テーマとして使用された「片想いFinally」以来約1年ぶりであるが、ダブルタイアップは初である。

シングル収録トラック

TYPE-A

CD
#タイトル作詞作曲編曲時間
1.「チョコの奴隷」秋元康重永亮介武藤星児
2.「Darkness」(セブンダンサーズ)秋元康KENGOKENGO
3.「それを青春と呼ぶ日」(旅立ち卒業組)秋元康毛塚雄太増田武史
4.「チョコの奴隷 off vocal    
5.「Darkness off vocal」    
6.「それを青春と呼ぶ日 off vocal」    
合計時間:
DVD
#タイトル作詞作曲・編曲
1.「チョコの奴隷 music video」  
2.「Darkness music video」  
3.「特典映像 I 「無礼講でお祭り騒ぎの大宴会!」前編」  

TYPE-B

CD
#タイトル作詞作曲編曲時間
1.「チョコの奴隷」秋元康重永亮介武藤星児
2.「バイクとサイドカー」(14カラット)秋元康若田部誠若田部誠
3.「それを青春と呼ぶ日」(旅立ち卒業組)秋元康毛塚雄太増田武史
4.「チョコの奴隷 off vocal」    
5.「バイクとサイドカー off vocal」    
6.「それを青春と呼ぶ日 off vocal」    
合計時間:
DVD
#タイトル作詞作曲・編曲
1.「チョコの奴隷 music video」  
2.「バイクとサイドカー music video」  
3.「特典映像 II 「無礼講でお祭り騒ぎの大宴会!」中編」  

TYPE-C

CD
#タイトル作詞作曲編曲時間
1.「チョコの奴隷」秋元康重永亮介武藤星児
2.「冬のかもめ」(白組)秋元康中川司板垣祐介
3.「追いかけShadow」(紅組)秋元康若田部誠若田部誠
4.「それを青春と呼ぶ日」(旅立ち卒業組)秋元康毛塚雄太増田武史
5.「チョコの奴隷 off vocal」    
6.「冬のかもめ off vocal」    
7.「追いかけShadow off vocal」    
8.「それを青春と呼ぶ日 off vocal」    
合計時間:
DVD
#タイトル作詞作曲・編曲
1.「チョコの奴隷 music video」  
2.「それを青春と呼ぶ日 music video」  
3.「特典映像 III 「無礼講でお祭り騒ぎの大宴会!」後編」  

劇場盤

CD
#タイトル作詞作曲編曲時間
1.「チョコの奴隷」秋元康重永亮介武藤星児
2.「Darkness」(セブンダンサーズ)秋元康KENGOKENGO
3.「バイクとサイドカー」(14カラット)秋元康若田部誠若田部誠
4.「SKE48 11th single medley」    
5.「チョコの奴隷 off vocal」    
6.「Darkness off vocal」    
7.「バイクとサイドカー off vocal」    

選抜メンバー

カップリング曲の歌唱メンバーは下記と異なる。詳細については「SKE48の楽曲一覧」を参照

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ TYPE-A、TYPE-B、TYPE-Cは初回盤と通常盤とでジャケットが異なるが、内容は同じ。
  2. ^ CBCテレビ制作であっても、『侍プロ野球2013』名義で放送された対巨人戦のTBSとの地上波2局ネット・TBS系地上波全国ネット・BS-TBS及びTBSチャンネルへの裏送り(地上波と別の実況で放送)時のテーマ曲は、『日本人』(氣志團)を使用した。その一方でCBCテレビが中日のビジターゲーム(毎日放送制作の対阪神戦、TBSテレビ制作衛星波向けのDeNA戦など)を独自の実況に差し替えて放送した際には、主催試合同様「チョコの奴隷」に差し替えられた。
  3. ^ TBS以外のビジター側地元系列局(番組名は、中国放送『RCCカープデーゲーム中継/RCCカープナイター』対広島戦・北海道放送『Bravo!ファイターズ』対日本ハム戦・RKB毎日放送『侍プロ野球 Hawks Live 2013』対ソフトバンク戦、等当該地域の番組名に変更の上、オープニングを差し替え)に同時ネットされる場合も、中継本編では「チョコの奴隷」がそのまま使用された。ただし、ビジター地元局が実況を独自に差し替える場合は、当該各局のテーマ曲(北海道放送・RKB毎日放送は全国中継と同じ『日本人』を、中国放送はオープニングのみ『覇王の剣』〔JAM Project〕を、中継本編は『日本人』を使用)に差し替えられていた(特に2013年の中国放送では、複数回のネット受けと自社実況への差し替え1回〈この時はクライマックスシリーズ出場決定試合だった〉を実施したため両方に該当した)。

出典

  1. ^ “一般社団法人 日本レコード協会|各種統計”. RIAJ. 2013年2月8日閲覧。
  2. ^ a b 「SKE48、ニュー・シングル「チョコの奴隷」MV公開!」CDジャーナル、2013年1月15日付、2014年1月2日閲覧
  3. ^ 東海ラジオ宮地佑紀生の聞いてみや〜ち』にゲスト出演時(2013年1月30日放送分)に発言。
  4. ^ “【オリコン】SKE48新曲が自己最高初動53.9万枚 おニャン子超え7作連続1位”. ORICON STYLE (オリコン). (2013年2月5日). https://www.oricon.co.jp/news/2021295/full/ 2013年2月5日閲覧。 
  5. ^ SKEが竜にパワー送る!! 3年連続中日戦テレビ中継のテーマ曲中日スポーツ 2013年2月17日付

参考文献

  • SKE48「チョコの奴隷<初回盤A>」のブックレット、avex trax、2013年 JAN 4988064486526 / AVCD-48652/B
  • SKE48「チョコの奴隷<初回盤B>」のブックレット、avex trax、2013年 JAN 4988064486533 / AVCD-48653/B
  • SKE48「チョコの奴隷<初回盤C>」のブックレット、avex trax、2013年 JAN 4988064486540 / AVCD-48654/B
  • SKE48「チョコの奴隷<通常盤A>」のブックレット、avex trax、2013年 JAN 4988064486557 / AVCD-48655/B
  • SKE48「チョコの奴隷<通常盤B>」のブックレット、avex trax、2013年 JAN 4988064486564 / AVCD-48656/B
  • SKE48「チョコの奴隷<通常盤C>」のブックレット、avex trax、2013年 JAN 4988064486571 / AVCD-48657/B
  • SKE48「チョコの奴隷<劇場盤>」のブックレット、avex trax、2013年 JAN 4988064486588 / AVC1-48658

外部リンク

  • SKE48公式サイト内紹介ページ
    • チョコの奴隷
  • 2013/1/30 on sale 11th.Single チョコの奴隷 MV(Short ver.) - YouTube
SKE48
 
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