愛と喝采と

愛と喝采と
ジャンル テレビドラマ
脚本 岡本克己
演出 竹之下寛次、柳井満、大岡進
出演者 十朱幸代渡瀬恒彦名取裕子岸田智史上條恒彦中山麻理加賀まりこ ほか
オープニング Tinna『もうひとつの心』
製作
プロデューサー 柳井満
制作 TBS
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1979年4月12日〜1979年7月5日
放送時間木曜日22:00〜22:54
放送枠木曜座
放送分54分
回数13
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愛と喝采と』(あいとかっさいと)は、TBS系列の「木曜座」(毎週木曜日22:00 - 22:54)の枠で、1979年昭和54年)4月12日から同年7月5日まで放送されていたテレビドラマ。全13話。

概要・内容

[1]

元歌手で音楽プロダクションの社長を務める町田千恵は、自分が果たせなかった夢を後進に託すべく、スター歌手育成に全てを賭けていた。そしてその夢を新人歌手・武井吾郎に託すこととなる。吾郎は後に作られた人気に反発して一人で自分の道を進んで行こうとするが…。作曲家の北川薫、レコーディングディレクターの林、吾郎に対し愛を抱く千恵の妹・広子、薫の同棲相手・百合子ら様々な人々が、千恵の熱意に動かされていく…。音楽界を背景にして、万雷の喝采を求めて追い続ける千恵のその熱意と吾郎を売り出すプロセスを中心軸に描いた。

本作と連動して歌手・岸田智史をセールスするキャンペーンも行われた。当時一般知名度の低かった岸田を起用し挿入歌で劇中歌となった「きみの朝」のレコードをドラマ放送の1か月前に発売するなど、現実とドラマをシンクロさせることを狙った意図的な戦略が功を奏し、「きみの朝」は現実世界でもTBSの番組『ザ・ベストテン』の上位にランクインするなどヒット曲かつ岸田の代表曲となった[2]。他には、「ガール」(岸田のアルバム『モーニング』収録)が劇中歌として使用され、『ザ・ベストテン』も劇中番組として登場した[3]

キャスト

スタッフ

主題歌・挿入歌

主題歌
挿入歌

参考文献

  • 「ことしの紅白歌合戦は大あわて?! テレビドラマの主題歌が軒並みヒットする事情」『サンデー毎日』1980年5月11日号、106-108頁。

関連項目

  • あなたもスターになりますか
    1987年に同じTBSで放映されたテレビドラマ。同じく新人歌手を売り出すプロセスストーリーであった他、柳井満プロデュースで岸田智史出演、『ザ・ベストテン』が劇中番組として登場したことも共通。)

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 参考:毎日新聞朝日新聞読売新聞 各縮刷版(1979年4月~7月)・テレビドラマデータベース・『1980年代全ドラマクロニクル』(TV LIFE学研パブリッシング)編集部編)
  2. ^ 『サンデー毎日』1980年5月11日号、106頁。
  3. ^ Sponichi Annex 2011年6月18日「【1979年6月】きみの朝/ドラマか?現実か?岸田智史 同時進行で大ヒット」
TBS 木曜座
前番組 番組名 次番組
たとえば、愛
(1979.1.11 - 1979.4.5)
愛と喝采と
(1979.4.12 - 1979.7.5)
水中花
(1979.7.12 - 1979.10.4)
TBS系列 木曜10時枠の連続ドラマ / 木下恵介・人間の歌シリーズ / 木曜座 / カネボウ木曜劇場
1970年4月 -
1977年3月
木下恵介・人間の歌シリーズ
1970年
1971年
  • 冬の雲
  • 冬の華
  • 春の嵐
1972年
  • 地の果てまで
  • 白い夏
  • 愛よ、いそげ!
1973年
  • 風の色
  • 夏の別れ
  • それぞれの秋
  • 冬の貝殻
1974年
  • バラ色の人生
  • 風の町
  • 阿蘇の女
  • 三人姉妹
1975年
1976年
1977年
1977年4月 -
1978年3月
(第1期)
1977年
1978年
  • 舞いの家
1978年4月 -
1983年3月
木曜座
1978年
1979年
1980年
1981年
1982年
1983年
  • 誰かが私を愛してる
1990年10月 -
1991年3月
(第2期・木曜ドラマ)
1990年
1992年4月 -
1992年9月
(第3期・木曜ドラマ)
1992年
1994年4月 -
1999年9月
(第4期・木曜ドラマ)
1994年
1995年
1996年
1997年
1998年
1999年
2002年4月 -
2003年3月
カネボウ木曜劇場
2002年
2003年
2003年4月 -
2008年3月
(第5期・木曜ドラマ)
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年