下山治久

下山 治久(しもやま はるひさ、1942年6月11日[1] - 2017年5月2日[1] )は、日本歴史家法政大学聖心女子大学で非常勤講師を務めた。

来歴

東京市(現世田谷区)生まれ。

1968年早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。新人物往来社勤務ののち、角川文化振興財団で『角川日本地名大辞典』の編集に従事し、その後東京都中央区教育委員会調査指導員を務め、神奈川県綾瀬市編集委員、津久井町史中世史部会員などを歴任した[1]。その間、1969年には杉山博萩原竜夫とともに発起人となって後北条氏研究会(現在の戦国史研究会の前身)を起ち上げ、その初代事務局長を務めた[1]

2017年5月2日死去。享年74[1]

著書

  • 八王子城主・北条氏照-氏照文書からみた関東』たましん地域文化財団〈多摩歴史叢書〉、1994年12月。 
  • 『小田原合戦 豊臣秀吉の天下統一』角川書店、1996年12月。ISBN 978-4-04-703279-8。 
  • 北条早雲と家臣団』有隣堂〈有隣新書 57〉、1999年3月。ISBN 4-89660-156-4。  
  • 『横浜の戦国武士たち』有隣堂〈有隣新書 70〉、2012年7月。ISBN 978-4-89660-212-8。  
  • 『戦国北条氏五代の盛衰』東京堂出版、2014年2月。ISBN 978-4-490-20859-7。  
  • 『戦国大名北条氏―合戦・外交・領国支配の実像』有隣堂、2014年3月。ISBN 978-4-89660-215-9。 

共編著

  • 『武州滝山・八王子城主北条氏照文書集』後北条氏研究会編 近藤出版社 1970
  • 『戦国遺文 後北条氏編 補遺編』東京堂出版、2000年8月。ISBN 4-490-30575-3。 
  • 『後北条氏家臣団人名辞典』東京堂出版、2006年9月。ISBN 978-4490106961。 
  • 『戦国時代年表 後北条氏編』東京堂出版、2010年7月。ISBN 978-4-490-20703-3。 
  • 戦国遺文 後北条氏編』全6巻 杉山博黒田基樹との共編
    • 『戦国遺文 後北条氏編 第1巻』東京堂出版、1989年9月。ISBN 4-490-30427-7。 
    • 『戦国遺文 後北条氏編 第2巻』東京堂出版、1990年10月。ISBN 4-490-30428-5。 
    • 『戦国遺文 後北条氏編 第3巻』東京堂出版、1991年9月。ISBN 4-490-30429-3。 
    • 『戦国遺文 後北条氏編 第4巻』東京堂出版、1992年9月。ISBN 4-490-30430-7。 
    • 『戦国遺文 後北条氏編 第5巻』東京堂出版、1993年7月。ISBN 4-490-30431-5。 
    • 『戦国遺文 後北条氏編 第6巻』東京堂出版、1995年12月。ISBN 4-490-30432-3。 
  • 神崎彰利監修
  • 『記録御用所本古文書 近世旗本家伝文書集 上巻』東京堂出版、2000年9月。ISBN 4-490-20416-7。 
  • 『記録御用所本古文書 近世旗本家伝文書集 下巻』東京堂出版、2001年9月。ISBN 4-490-20441-8。 

出典

  1. ^ a b c d e 学会消息、『日本歴史』839号(2018年4月号)、p.123)


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