ヒダティコス

ヒダティウスハイダティウスまたはヒダティコス(ラテン名;Hydatius又はIdacius、400年 - 469年)は、後期ローマ帝国西部の歴史家、聖職者。

人物

ローマ属州ガラエキアのAquae Flaviae(現在のポルトガル、Chavesとほぼ同じ)の司教で、彼が生きた時代の年代記を書いた。その著作は5世紀ヒスパニアの史料であり、ゲルマン民族の中でもスエビ族について書かれた史料の一つとして知られている。


彼の生没年に関しては完全なことは分かっておらず、ThompsonやBurgessの記述を基に考えれば、400年前後に誕生したと考えることが妥当である。409年には異民族侵入によりアラン人やヴァンダル族スエビ族西ゴート族がローマ帝国内を荒らしており、それ以前に旅行先のエルサレムからガラエキアへと帰還していると考えられるためである。そのため、アクィタニアのプロスペルと同時代の人物であり、前者が当時のガリアを伝え、ヒダティウスがヒスパニアについて記しており相互に補完してみることも可能である。

  • 表示
  • 編集
スタブアイコン

この項目は、歴史に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(P:歴史/P:歴史学/PJ歴史)。

  • 表示
  • 編集